誰もがきっと、一度は経験する、
優しい拠り所を無くすという体験。
そんな甘辛い記憶を振り返る瞬間がありました。

“拠り所”がなくなる。

相手から、自ら、
予想外の展開から…。
様々なシチュエーションを得て、
大切なものが心のなかから、
ポッカリと抜け落ちる。
言葉にならないほどの喪失感と不安。

その瞬間。
過ぎてしまった過去がいつにも増して
かけがえのない存在に感じて、
空虚な現状に酷く恐怖を覚えます。

精神的に依存しあい
本能のようなところで
深く結びついていたことに気付かされ
愕然。

情動に振り回されるように、
目先のことに翻弄し、
気持ちの浮き沈みにのみ込まれていた時間。

その事に気づくことが
沈みきった視線を足元から、
前に、上にと、
徐々に変える力になるのではないかと
感じています。

鮮明すぎる失った結果しか
見えていなかったんだと、
気づくことから。

今、ここにいる私の本当の目的は…。

“不毛な不足感からの開放”

肩の力を抜いた心地よい生き方を
拠り所として、自律した日々を実現すること。

何かを無くすことはダメージを伴います。
けれど私の人生がその日で終わったわけでも、永遠に居場所を失ったわけでもないのです。

意思を変えればいつだって自分の在り方、
私自身の穏やかさを取り戻せるはず。

未だに些細な出来事に心は動揺しますが、
「私が私の主」
と知ることで、
私は、また少し
強くなれるのだと信じています。笑

大切な誰かを守れる私に、
なる為にも。

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