人とのご縁の糸。
一本の糸が集まり縦横の繋がりが生まれ、それぞれの産地や気候の風合いを重ねて驚くほど精緻で深みのあるこの世で唯一つの生地(人生)となる、そんな出会いが私にもあるのだろうかと想像する日々。

最近、上の糸の話に似たような不思議な繋がりを自分の体内に感じた瞬間がありました。

穏やかさを維持したくて始めた早朝瞑想。目を閉じて木々を渡る風の葉擦れの音を感じつつ10分。
しばらく耳を澄ましたあと自分の呼吸にじわじわ集中。

この時に思いがけず感じた体内にある縦と横の感覚。

人体を交差する場所にある心臓、肺、乳房は全て命を積極的に育む共通点があることに気づかされます。

心臓は休まず動きエネルギーを血液と巡らせ、肺は呼吸を巡らせ体内を清浄に保ち。乳房は母乳を与え子供を育みます。

胸に手を当てると伝わる鼓動や体温は常に私を動かし、その人生を全う出来るように活かそう育もうとする温かい愛情に満ちています。

生まれでた先に、思うようにならないこともある身体であり人生でもありますが、目を閉じ自身の体を振り返るだけでも、すでに愛され慈しまれここに存在している事を実感する事ができます。

糸の話に似たような不思議な繋がり。

一人の人間の時間には限りがありますが、自分の人生の中で繋がるご縁や交わす視線の中で少しでも穏やかさや、ふれあい感じる体温を大切な誰かに返還できればと…。少しずつ体現したいと努める毎日です。笑